絵本作家ヨシタケシンスケさんと、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんによるコラボレーション本が刊行されました。2022年以来、約3年ぶりとなる今回は、村はずれに住み着いた2人が、村人たちから寄せられたヒントをもとに本を「復元」していく ...

2025年秋放送開始の朝ドラ「ばけばけ」は小泉セツ&八雲（ラフカディオ・ハーン）夫妻がモデルの物語である。前田専学『ラフカディオ・ハーン――源流としてのインド』はインド哲学の大家が「ハーンは仏教徒だったか？」という問いを中心に仏教・ ...

（２）は大ヒットしたゲーム「８番出口」が原作。無限ループする駅の地下通路に閉じ込められてしまったプレイヤーを操作し、通路内の「異変」の有無に八回連続で気づくことができればクリア――というゲームシステムから、まさか現代社会を生きるひとりの平凡な男の物語 ...

ロシアのウクライナ侵攻では、いち早くウクライナ連帯を示したロシア出身の首席指揮者ペトレンコをはじめ、楽団の姿勢が注目された。楽団が歩んだ歴史は、近現代ドイツの激動も映し出す。

国宝〈上〉青春篇（吉田修一、朝日文庫）国宝〈下〉花道篇（吉田修一、朝日文庫）近畿地方のある場所について- ...

今年の8月6日、広島は被爆80年を迎えました。原爆で全滅したクラス全員の死までの足どりとさいごの姿を求めて、1945年8月6日から15日までを再現した『広島第二県女二年西組――原爆で死んだ級友たち』(関千枝子、ちくま文庫)に、ノート ...

ノーベル文学賞作家、 カズオ・イシグロ の長編デビュー作『 遠い山なみの光 ...

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しかも、ただの往復書簡ではない。重い病気になり、医師から「急に具合が悪くなるかもしれない」と言われた、哲学者の宮野真生子（まきこ）。彼女は、人類学者の磯野真穂に往復書簡を提案する。途中で本当に急に具合が悪くなるが、それでも続け、最後の原稿を書き終えた ...

小学校５年か６年の頃、同級生にＮくんという男の子がいた。目立つタイプじゃなかったけれど、気のいいやつで、わたしとはちょくちょくファミコンや漫画の話をしていた。

こどもの時から足の速さだけが取りえだった主人公。ライバルに勝ちたい一心で中高校と陸上競技に打ち込むが、青春のすべてを懸けていたインターハイがコロナ禍で中止になり、目標を見失って精神的に立ち直れず、そのまま８年近くニート生活を送ってい ...

オープニングは、元夫婦が仕事の打ち合わせの席で３年ぶりに偶然再会する場面。そこから焼けぼっくいに火がついて……みたいなベタな恋愛ものかと思ったら全然違った。結婚、離婚、出産、育児、家族、仕事、趣味といった人生の（そこそこ重要な）要素 ...